ブロックチェーンで美術品取引を管理|オークション大手「クリスティーズ」が導入

オークションハウスの大手クリスティーズは11月のセールで、ブロックチェーン上で美術品取引を暗号化して登録するための新システムを発表した。

同社は前世紀に制作されたアメリカンアートの最大規模の個人コレクションの一つから、主要な美術品を販売する予定。当初の見積もりによると、オークションでは3億ドル以上の値がつく可能性があるという。

クリスティーズのリチャード・エントルップは、美術品市場で有名なデジタル登録業者Artoryとの提携から、ブロックチェーンベースの登録システムが生まれたと述べている。

エントルップによれば、次の美術品販売において収集家と顧客は、購入した美術品に関する情報を暗号化して安全に記録できるようになるという。

買い手は美術品の特徴、最終価格、そして取引の認証についての情報を安全に記録したものにアクセス可能となる。

ブロックチェーンと美術界をつなげるというクリスティーズの決定は、最新技術が高所得者向けの複雑な産業で流行し始めていることを示しているだろう。

美術品の盗難を一掃?

ブロックチェーンはその保管能力から、美術品のコミュニティ内では噂の的となってきた。作品の出所を合法的に、かつ安全にデジタル記録ができるというアイデアは、盗まれたり不正にコピーされた作品を劇的に減らすことができるというアイデアとともに、美術界で具体化してきているのだ。

ジュネーブを拠点とするFine Arts Expert Instituteは2014年、同機関が鑑定した美術品の半数以上が偽造されたものであるか、真の作者に無関係のものであると伝えている。

Blockchain Art Collective(BAC)は、すべての作品に不正開封防止の印を添付することによって、分散型台帳に美術品を登録している。この手法により、個々の作品がブロックチェーン上の特定の場所に情報を記録していることを他者に知らしめることが可能となる。

BACのような新興企業は、こうした仮想空間上の真贋証明によって美術品市場、特に高額の作品がより高い信頼を得られることを期待している。

クリプトアートの文化に息吹を

仮想通貨とブロックチェーンテクノロジーは、デジタル世界に関連したコンセプトを追求し、その数を増やし続けているアーティストたちにとっても、注目の話題となっている。

一部のストリートアーティストは、ビットコインのような人気の仮想通貨にオマージュを込めた作品を公開し始めている。インスタグラムユーザーの@thisisludoは「人々へ力を」というコメントを添えて作品の写真を投稿した。

Instagramより引用

一方、仮想通貨をテーマとした作品は伝統的な美術界にも徐々に浸透してきている。ロバート・インディアナの有名な彫刻作品『LOVE』を模倣して、『HODL』という言葉を刻んだシルクスクリーンは、オークションでマイク・ノヴボグラッツに8,000ドルで競り落とされた。仮想通貨に刺激を受けた芸術家のcryptograffitiによる別の作品も33,000ドルの値をつけている。

参考元:bitcoinist.com

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