VR空間で実現する「もう一つの地球」!?日本進出、今後の展開は|MARK.SPACE日本法人代表にインタビュー

「もう一つの地球をつくる」

壮大なビジョンを掲げたロシア発のプロジェクト「MARK.SPACE」。現実世界そっくりの3D化されたVR(仮想現実)空間を舞台にした、コミュニケーションプラットフォームだ。

ユーザーは、基軸通貨として機能している独自トークン「MRK」を使い、友人との交流からショッピングまで、現実世界となんら変わらない経済活動ができるようになるという。VR空間内には、VRゴーグルやウェブブラウザからアクセスが可能だ。

そんなMARK.SPACEがこのほど、日本への進出を決め、日本支社となる「MARK.SPACE JAPAN」を立ち上げた。一体どのような事業が展開されていくのだろうか。代表取締役社長のドミトリー・シャーモフ氏に聞いた。

 

会社概要
会社名 MARK.SPACE JAPAN株式会社
住所 東京都新宿区西新宿6-20-12 山口ビル 4F
設立 2017年12月
代表取締役社長 ドミトリー・シャーモフ
公式サイト https://live.mark.space/ja/
 
 

ドミトリー・シャーモフ(Dmitry Shamov)
2011年に来日し、IT企業を中心に様々な会社に勤務。モスクワ教育大学卒業、数学およびコンピュータサイエンスの学位取得。自身のYouTubeチャンネルには75万人以上の登録者がおり、日本文化をテーマにしたロシア語圏最大級のチャンネルも運営。

 

 

――プロジェクトの概要を教えてください。

一言で言うと、VRの技術を使って、「もう一つの地球を作ろう」というプロジェクトです。

2017年、ロシアを拠点に活動をスタートしました。こういった街並みがMARK.SPACE内に作り上げられております。

 

 

MARK SPACEの仮想空間は、上から見ると、一つ一つの区切られたブロックのようなものが存在しています。これを「ユニット」と言い、最小のもので1ユニット当たり、約64平米の広さがあります。

このユニットが集まって地区を形成し、地区が集まって都市を形成します。日本地域では、最終的に都市におけるユニット数を約30万まで広げ、これを上限として、世界を成り立たせようというビジョンです。

――無限ではないのですね。

冒頭で申し上げた通り、「もう一つの地球をつくる」のが我々のプロジェクトです。もちろん、仮想空間なので無限にユニットを作ることができますが、現実世界と同様に土地をあえて制限することで、土地の値段が上がり下がりするようなことも想定しています。

土地の確保も、既に始まっており、ありがたいことにかなり埋まっている状況です。使用言語ごとにエリア分けされているのですが、全体では約45,000ユニットが公開されています。

――仮想空間内では、実際に何ができるのでしょうか。

まず、ユーザーは自身のアバターを作って仮想空間内に送り込むのですが、このアバターを使って様々なことができるようになります。ちなみに将来的には、3Dスキャンで自身にそっくりのアバターを作成することができるようになります。

MARK.SPACEでは、機能ごとに「区域」分けをしています。第一段階は、「住宅区域」です。ユニットを確保し、家やアパートなどを建てることができます。自分好みの家具をそろえてレイアウトし、そこに友達を呼んで交流することができます。

レイアウトされたリビングのイメージ

※住宅区域は既に公開済。詳細はこちら

次に、「ショッピング区域」です。これは企業様が空間内に店舗などを出すことができる機能です。例えばアパレルでしたら、自身のアバターで店に出向き、試着し、気に入った商品を購入できます。将来的にアバターは3Dスキャンで自分とそっくりに作られますので、本当に試着しているような感覚を味わうことができます。

 

試着室のイメージ

 

さらに、買ったものは、空間内だけでなく、現実世界の自宅にも届くような仕組みになります。ネットショッピングの3D版のようなものです。

アパレルのほかにも、映画を見たり、美術品を鑑賞したりすることも可能です。

さらに、「ビジネス区域」です。これは、MARK.SPACE内で通勤することができるようになるもので、具体的には、VRゴーグルさえつけていれば、会議などができるようになるシステムです。空間内で「直接会っているような感覚」になれることが肝です。これ以外にも、アイドルのファンクラブミーティングやサークル活動など幅広いイベントにも活用してもらえると思っています。

このほかにも、学校や塾の授業を受けられるような教育分野などにも機能を拡充させていくことを検討しています。

――空間の充実には、企業との提携が重要になってきますね。

そうですね。現在、すでに150社以上の企業と提携させていただいています。最も多いのは洋服ブランドです。このほかにも、ジャガー、ランドローバー、BMW、フォルクスワーゲンなどのメーカー様と提携させていただきました。

――どのようなユーザーを想定していますか?

当然、現段階では、トークンを買っていただいた個人投資家の皆様がユーザーになっており、土地の売買等はすでに始まっています。

今後は、例えばショッピング区域などが実装されていくと、「通販だけでは物足りない」「VRで買物してみたい」という方に興味をもっていただけるのかなと思います。

このほかにも、映画やライブなど、現実世界でできることが何でも仮想空間内でできるようにアップデートしていく予定ですので、全世界の全人口がユーザと言ってしまえば、それが全てになります(笑)。

この中でも、特にFacebookやYouTube、Twitterなどを使っている方には受け入れられやすいのではないかと想定しています。

将来的には、朝起きたらMARK.SPACEのVRを開いて、友達と話したり、ちょっと町を歩いたり、というように、生活の一部に溶け込ませていきたいですね。

――日本に進出した理由を教えてください。

資金調達の方法としてICOを選択した時に、去年の11月ごろだったと思いますが、日本は当時、とても活気がありました。投資家の熱意が感じられ、プロジェクトの舞台として日本を選びやすかったということがありました。我々の資金調達のうち、半分以上は日本の投資家によるものです。

また、日本はVRなどの受け入れもスムーズだという印象があります。私たちも実際に体験しましたが、都心部ではVRを体験できるゲームセンターなどがどんどん建設されていたタイミングでもありました。

――今後、日本でどのようにビジネス展開していく予定ですか。

現在は、より多くの企業と提携させていただき、我々の世界観をもっと知っていただけるよう、営業活動に重きを置いています。最近では、三越・伊勢丹が手掛けるシューズなどの雑貨品ブランド「NT」の事業部様と合意書を交わし、一緒に展示会をやろうという流れもできました。

また、技術的な面でいえば、プラットフォームのアップグレードを随時進めています。技術的には、まだまだ粗削りな部分も多いですが、その中でも魅力を感じ取っていただき、提携の話を進めてくださる企業様もいらっしゃいます。

――MRKトークンはどこで入手できるのでしょうか。

日本の仮想通貨取引所ですと、Liquidに上場しております。また、海外ではCOSS(コス)、BTC-Alpha、HitBTCで取引が可能です。今後も随時、取引場所を拡大していく予定です。

✓仮想通貨取引所Liquidの解説記事はこちら

――今後が楽しみです。最後に日本のユーザーにメッセージをお願いします。

このたび、MARK.SPACEユニバースを実現する第一歩となる住宅区域をオープンしました。さらに、12月にはショッピング区域のオープンを予定しており、今後もプラットフォームは進化を続けます。日本のユーザーがMARK.SPACEの仮想空間をより楽しめるよう、日本のお客様とのパートナーシップも拡大し、より充実した空間を目指していきます。

▼MARK.SPACEの公式サイトはこちら

 

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