独自トークン発行でイベント企画!東工大の学生団体「CrypGeek」川さんにインタビュー

東京工業大学の大学祭「工大祭」(10月6、7日)で、仮想通貨をつかったユニークなイベントが行われました。

その名も「QRcode Hunt」。同大学を中心にブロックチェーンなどを研究しているコミュニティ「CrypGeek」が主催したこのイベントは、学内に隠されたQRコードに、自前で開発したというウォレットから手持ちの仮想通貨TECを送金すると、隠された場所の難易度に応じて送金額の2~100倍が送り返されるというもの。さらに、獲得した仮想通貨は飲み物などとの交換も可能なほか、保有ランキングに応じて豪華景品も!

「ウォレットまで作りこむなんてすごい!」ということで、ChainAge編集部は、イベントの狙いやブロックチェーンにかける熱意などについて、CrypGeek共同代表の川大揮さんにインタビューしてきました。

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川 大揮(かわ・たいき)
東京工業大学理学院物理学系修士課程2年。24歳。同大学を中心にブロックチェーンなどを研究しているコミュニティ「CrypGeek」共同代表。ブロックチェーンコミュニティ「CRYPTO AGE」所属。


――今回のイベントを企画したきっかけを教えてください。

まず、仮想通貨やブロックチェーンに対して漠然とある「悪い印象」を少しでも変えたかったという気持ちがありました。仮想通貨は投機性が強く、周辺には詐欺のようなことも蔓延しているためか、一部のディープな人たちを除いて、一般の人たちはあまり良いイメージを抱いていないと思います。

――確かに、最近もハッキングによる仮想通貨の流出事件がありました。

そうですね。周囲と話していても、「今は持ちたくない」という人が多くいます。僕にはそれがちょっと分からないんです。「仮想通貨はよくない」という漠然とした意見も、「ボラティリティが激しいから通貨として使えない」という意見も耳にします。僕としては、そういう人たちを見返してやりたいなと思っているんです。

――そうした思いをイベントに込めたんですね。

はい。まず、多くの人に「仮想通貨を使う」とか「送金する」ということをリアルに体験してほしいと思いました。ちょうど東工大には「CrypGeek」があり、大学祭も数カ月後にあるというタイミングだったので、「大学祭の模擬店でイベントを企画しよう」ということになりました。また、参加者に、とにかくたくさんウォレットを触ってもらい、送金してほしかったので、「トークンをたくさん持っている人が優勝」というイベントスタイルにしました。

――ヒントが表示される地図アプリを使って、QRコードを探せるようになっていましたね。

地図アプリは株式会社ワールドゲームスさんに提供していただきました。地図アプリと連動してイベントに参加できるようになったことで、よりゲーム性が高まったと思います。

多くの人でにぎわった「QRcode Hunt」
――システムについて教えてください。

独自トークンの発行にあたっては、イーサリアムのブロックチェーンを活用しました。イーサリアムを採用したのは、①イーサリアムに詳しい人が周りに多かった②独自トークン発行がイーサリアムだと比較的簡単③周辺環境が整っているため、ウォレット開発にも便利だったーーといった理由からです。送金した金額が増えて返ってくる仕組みは、スマートコントラクトを書いています。ちなみに、独自トークンのTECは、Titech Electronic Currency(Titechは東工大Tokyo Institute of Technologyの略)の頭文字をとっています。

――イーサリアムのスマートコントラクトを使う場合、手数料(Gas)が発生すると思いますが、どのように処理したのでしょうか?

最初にウォレットをつくってもらうと、100TECがAirDropされたと思いますが、実は同じタイミングでETHも渡すような仕組みになっているんです。ユーザーからは見えないんですけどね。そのトークンのやり取りをした中で見えてないイーサリアム自体が使われているということですね。

――CrypGeekは普段どのような活動をしていますか?

主にブロックチェーン周りの技術的なことを研究しています。最近では、ライトニングネットワークがどのように作られているのかや、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがCasperというPoSに移行する予定なのですが、それがどのように動いているのかというような勉強もしていました。メンバーは学部生のほかに修士のメンバーが数人、OBや他大学の学生も活動に参加してくれています。

――卒業後はどういった道へ進むつもりですか?

冒頭もお話しした通り、仮想通貨やブロックチェーンに対する評価をもっと高めていきたいと思っています。インターネットが登場した当初も、さまざまな問題点を指摘されていましたが、いわゆるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)をはじめとするベンチャー企業が、インターネットをより便利に、より使いやすく、より受け入れられやすいように作り変えてきました。僕も将来、仮想通貨やブロックチェーンの分野でこうした働きができればいいなと思っています。普及と改善の波に乗りつつ、アプリケーションやプロコトルなどの新しい商材を作っていきたいです。


いかがでしたでしょうか?専門的な知識を生かしてイベントを企画し、夢に向かってひた走る川さんの姿はまぶしいものがありました!取材に協力していただいた川さん、大変にありがとうございました!

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