ブロックチェーン技術者の育成へ!東大に「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」

東京大学の東京大学大学院工学系研究科内にこのほど、株式会社三井住友フィナンシャルグループなどの企業が総額9000万円を寄付する「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」が開設された。

起業を目指す学生を対象として、参画企業からブロックチェーン技術と起業・経営のノウハウを学び、ビジネスモデルに適したブロックチェーン技術の開発を行う。設置期間は2021年の10月31日まで。

ブロックチェーン技術者の不足が叫ばれる中、今回の取り組みは、業界に一石を投じることができるのだろうか。「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」の内容を具体的に見ていきたい。

「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」の目的

人材発掘・開発

情報数理的能力が高く起業意欲のある学生を発掘し、寄付講座による支援プロジェクトにより、学生の技術スキルと起業ポテンシャルの向上を図る。

技術開発

ブロックチェーン技術は仮想通貨を始めとして今までにないICTサービスを創出する可能性がある一方、どのような応用事例が適しているのか、どのような社会変革が実現されるのかの全貌はまだ不明瞭。

講座では、アプリケーションレイヤーやプロトコルレイヤーへの理解を深めた上で、さまざまな応用事例の研究開発を行い、これらの課題を明らかにしていく。

社会実装

ブロックチェーン技術に基づくビジネスモデルを具体的に社会実装する際に制約となるブロックチェーン技術そのものの問題点を明らかにし、その問題点を解決するための研究を行う。

「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」の活動内容

講座では以下のような活動を行うとしている。

  • ブロックチェーンに関する集中講義(フィンテックを含む)
  • ブロックチェーンを活用したビジネスモデルコンテストを主催
  • ブロックチェーン技術に興味がある、また情報数理系に突出した学生の支援(学内外)

本郷キャンパス内を拠点として、最高の開発環境を整備することで、企業やユーザー、社会といった3者すべてが互恵関係を築くことができるビジネスモデルの開発を目指す。

参画企業

参画企業は以下の通り。

  • 株式会社グッドラックスリー
  • 株式会社ジェイ・エス・エス
  • 株式会社ジッパー
  • 株式会社ホットリンク
  • 株式会社マネーフォワード
  • 株式会社三井住友フィナンシャルグループ

このほか、Ethereum Foundationが支援団体となっている。

まとめ

世界のトップ50の大学の42%では、すでにブロックチェーンの講義が行われており、国内でもブロックチェーンの技術者養成などに向けて、各教育機関の取り組みが望まれている。

今回の講座では、多数の企業が参画しており、学生はブロックチェーン技術を活用したリアルなビジネスモデルを学ぶことができる。また、学生の若く柔軟な発想は、新たなビジネスモデルを生み出すことにも貢献するだろう。今回のような取り組みが全国的にも広がり、業界の健全な発展に寄与していくことを願いたい。

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