ブロックチェーンスクリプト言語「RIDE for dApps」テストネットでリリース

 Wavesは3月22日、Waves プラットフォーム上で稼働するdApps (分散型アプリケーション) 向けの言語である「RIDE for dApps」の導入に向けて、ソフトウェアアップデートをテストネットでまもなくリリースすることを発表した。

RIDEはスマートなトランザクションをブロックチェーン上で可能にし、ノードの計算リソースを最大限に活用出来るよう最適化されたWaves独自のブロックチェーンスクリプト言語。そのトランザクションの実行結果は確実性のあるロジックに基づいており、ブロックチェーン上にデプロイされたRIDEのスクリプトを用いて実現される。

RIDEは強い型付き言語で、開発プロセスの中で生じるミスから開発者を保護し、バグの解決において多くの時間を節約できる。 RIDEの設計目標は、一般的なブロックチェーンの設計(完全なデータ同期)に可能な限り近いネイティブな計算レイヤーをチェーン上に構築すること。

 

詳細な情報はコチラ

https://docs.wavesplatform.com/en/smart-contracts/ride-language/ride-language.html

 

Waves Platformの創設者で最高経営責任者(CEO)のSasha Ivanovは、次のように述べている。

「Ethereumの脆弱性と限界点を見た後、Wavesはチューリング完全がブロックチェーン上の計算において必ずしも必要ではないと考えてきました。その為、RIDEの言語は、意図的にチューリング非完全にしています。それでも、チューリング完全が必要とされる場合には、連続するブロックに渡って動作を分割することで、依然としてチューリング完全を達成することが可能です。その実現の為に、RIDEはブロックチェーン上の計算に、柔軟で安全なソリューションを提供します。」

 

今回のアップデートによって、すべての開発者がWavesのブロックチェーン上で、本格的なWeb 3.0アプリケーションを作成できるようになる。RIDE for dAppsは、Waves上のアカウントが、プログラム関数によって機能を自分自身に割り当てる事を可能にする。RIDE for dAppsで、アカウントが以下の内容を実行出来る関数を呼び出すことが出来る。

・支払いの受信

・アカウントのステートを変更

・アカウントからWAVESとトークンを送信

 

これらの関数を呼び出すために、Wavesの開発チームは新しいコマンドであるInvokeScriptTransactionを追加した。これは、それぞれの関数を呼び出すためにブロックチェーン上に配置される必要がある。実行者は関数の呼び出しを実行する為に、マイナーに手数料を支払う。実行者はその手数料をWAVESまたはトークンで支払いすることができ、関数の呼び出しに伴ってコントラクトのステートを変更したり、コントラクトで複数の支払いをさせることも可能。

 

現在の、スクリプト承認の仕組みは、アカウントが持つVerifier関数の下で維持されている。これは、コントラクトの所有者にとっての管理機能と考えることができる。デフォルト設定では、コントラクト、コントラクト・データ、およびコントラクト・トークンはすべて、アカウントの秘密鍵によって制御されている。マルチシグによる制御も可能。Verifier関数の返り値が常にfalseの場合、コントラクトはシール(封印)される。

 

RIDE for dAppsのアップデートに関する簡単な説明ビデオはこちら

 

 

Wavesについて

Wavesは2016年にスタートした、グローバルなブロックチェーンプラットフォーム。Wavesは、「現実世界の様々な問題にユーザーがアプローチすることが可能で、独自のウェブ3.0ソリューションを開発できる、ブロックチェーンのエコシステムを構築すること」を目標としている。Wavesのチームは、開発者や、企業、個人向けに、簡単に利用できる開発ツールと、ブロックチェーンインフラストラクチャーを提供している。Wavesは2017年後半に、Waves-NGプロトコルを導入し、トランザクションの認証時間を数秒に短縮し、最大で1,000 tx/s のスループットを実現。 2018年9月にはWavesのチューリング完全なスマートコントラクトローンチの初期ステージとして、スマートアカウント機能をリリースした。そして、2019年1月には、スマートアセット機能をリリース。

公式サイト:https://wavesplatform.com/

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